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花鳥風月はひふへほ

埼玉県在住ニートの日記みいななにか。

お姫様とジェンダー 読みました

新書

どうもにっしーです。

先日、新書の「お姫様とジェンダー(著 若桑みどり)を読了したのでご紹介します。

 

こちらの本、某古書店でなんとなく手に取り買ったものです。100円コーナーの本だと思って買ったら、棚が違くて400円だったので、憤慨しながら(もちろん自分が悪いのですが)読んだわけですが、なかなかどうして、たとえフルプライスでも納得できる内容でした。

 

本書は、タイトルに示す通り、ジェンダーについての本になります。

ジェンダーって何ぞやと申しますと、

「(前略)生物学的な性差をセックスといい、社会的・文化的につくられた性差をジェンダーという。」(本書p.13)

と述べられております。女の子だからスカートを履く、男の子だから泣いちゃだめ、というようなのが、分かりやすい例かと思います。

本書は、大学のジェンダーの講義でおこなった「白雪姫」などのディズニーアニメの鑑賞における女子大学生(女子大学のため)たちの感想を紹介しつつ、社会が男性中心になっている様を明らかにする内容となっています。

 

では、冒頭に私がなぜ、納得できる内容である、と述べたのかと言うと、非常に分かり易いからです。

本全体を通して、序論・本論・結論の流れがはっきりしており、また、内容も大学の講義をもとにしているためか平易で理解し易いです。

学生の感想もシンプルですんなりと理解し易い一方で理知に富んでおり、白雪姫の感想における「鏡の目は男の目」や「魔女と白雪姫あわせて女性」というのには、とても感心しました。

 

本書で述べられている男性から女性に対する視線がややステレオタイプな感じがしますが、私と著者では、性別、立場、年齢等の差があり、また、本書の出版年からの年月(初版は2003年)も長いため、私の指摘が正確なのかは不明確です。いずれ私も白雪姫あたりを見てジェンダーの視点から感想を述べてみれば、なにか見えてくるかもしれません。

なお、著者は惜しくも既に鬼籍に入られているようです。

 

なにはともあれ、ジェンダーに興味があるけど特に勉強したことはない、という方に強くお勧めします!

 

 

ではまた。