たったひとつの冴えたやりかた 読みました
どうもにっしーです。
小説「たったひとつの冴えたやりかた」(著 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア)を読み終わりました。
本作は、「たったひとつの冴えたやりかた」、「グッドナイト、スイートハーツ」、「衝突」という3本のお話で構成されています。いずれも辺境にある宇宙基地「900」を共通の舞台として、異星人とのファーストコンタクトや辺境の人々の生活を描くSF小説です。
おすすめはやはり表題作になっている「たったひとつの――」でしょうか。主人公である元気いっぱいの女の子と不思議な生命体が物語の最後にする決断が、たったひとつの "冴えたやりかた" だったのか、悲しくなりながらも考えさせられます。
ではまた。
勝ち組企業のマネジメント理論 読みました
どうもにっしーです。
新書「勝ち組企業のマネジメント理論」(著 大坪 亮)を読んだのでご紹介します。
経営戦略についての入門書的な内容です。各章で経営戦略についての基礎的な理論を紹介して、実際の企業で具体例を挙げていく流れになっています。
私は、経営も経済も不得手ですが、「ほう、ほう」と興味を持ちながら読めました。
たとえ、アルバイトであっても商売に携わっている人は、本書の理論と自分の現場を合わせて考えてみると面白いと思います(笑)。
ではまた。
冥き迷宮のバーレスク 読みました
どうもにっしーです。
さて、小説「冥き迷宮のバーレスク」(著 藤原健市)を読み終えました。
さくっと本作を紹介しますと、世界の危機に少年少女が立ち向かう――という内容です。そもそもナイトウィザードというTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)の小説版となっておりまして、一からだと内容が説明しづらいです(笑)。
話自体は、このシリーズお約束の展開ですがそれがいいんですよねえ。
ではまた。
お姫様とジェンダー 読みました
どうもにっしーです。
先日、新書の「お姫様とジェンダー」(著 若桑みどり)を読了したのでご紹介します。
こちらの本、某古書店でなんとなく手に取り買ったものです。100円コーナーの本だと思って買ったら、棚が違くて400円だったので、憤慨しながら(もちろん自分が悪いのですが)読んだわけですが、なかなかどうして、たとえフルプライスでも納得できる内容でした。
本書は、タイトルに示す通り、ジェンダーについての本になります。
ジェンダーって何ぞやと申しますと、
「(前略)生物学的な性差をセックスといい、社会的・文化的につくられた性差をジェンダーという。」(本書p.13)
と述べられております。女の子だからスカートを履く、男の子だから泣いちゃだめ、というようなのが、分かりやすい例かと思います。
本書は、大学のジェンダーの講義でおこなった「白雪姫」などのディズニーアニメの鑑賞における女子大学生(女子大学のため)たちの感想を紹介しつつ、社会が男性中心になっている様を明らかにする内容となっています。
では、冒頭に私がなぜ、納得できる内容である、と述べたのかと言うと、非常に分かり易いからです。
本全体を通して、序論・本論・結論の流れがはっきりしており、また、内容も大学の講義をもとにしているためか平易で理解し易いです。
学生の感想もシンプルですんなりと理解し易い一方で理知に富んでおり、白雪姫の感想における「鏡の目は男の目」や「魔女と白雪姫あわせて女性」というのには、とても感心しました。
本書で述べられている男性から女性に対する視線がややステレオタイプな感じがしますが、私と著者では、性別、立場、年齢等の差があり、また、本書の出版年からの年月(初版は2003年)も長いため、私の指摘が正確なのかは不明確です。いずれ私も白雪姫あたりを見てジェンダーの視点から感想を述べてみれば、なにか見えてくるかもしれません。
なお、著者は惜しくも既に鬼籍に入られているようです。
なにはともあれ、ジェンダーに興味があるけど特に勉強したことはない、という方に強くお勧めします!
ではまた。
紙の上の魔法使い 紹介と感想
どうもにっしーです。
ちょっと前になりますが「紙の上の魔法使い」というゲームをクリアしたので紹介と感想を述べます。
※以下、ストーリー上のネタバレは極力さけています。
※※18禁ゲームになります。ご留意下さい。
タイトル画面(画像は作中より引用)
作中で際立った活躍をする月社妃(画像は作中より引用)
あらすじ
内容が現実になってしまう「魔法の本」。次々と開かれるその本たちを巡って、現実と空想が入り混じった様々な物語が紡がれる、というような内容です。
冒頭からしばらくはイチャラブな物語が展開していきそうに思えますが、途中からは重くて複雑な展開へと移行します。
感想
大好物なお話でした。ほんわかと見せかけてシリアスな展開、大量の伏線とその回収、それに舞台設定、どれもとても良いです。
この手のゲームは、特定のポイントで各ヒロインルートに分岐することが多いですが、このゲームは基本一本道で各ヒロインに分岐するポイントが順繰りに来るシステムになっています。途中で各ヒロインを選ぶと、本当の真実は明らかにならないまま終わる感じです。
各ヒロインと真相、どちらを選ぶのか?という難しい選択を何度も突きつけられます(笑)
ちょっと謎ポーズな立ち絵があったり音楽系がもの寂しい感じもしますが、気に障るほどではありませんでした。
それにしても、個人図書館というのは憧れますね。
ではまた。
NHKの職員数はどれくらい多いのだろうか
どうもにっしーです。
さてネット上で、NHK職員が事件・事故現場によく遭遇していると話題になっているようです。
国内最大のテレビ局ですから、もちろん遭遇率も高いのでしょうかねえ。
NHKと民放他局の職員数をちょっとばかり調べてみました。
NHK 10,242名(2015年度)
日本テレビ 1,238名(2016年4月)
TBSテレビ 1,011名(2016年4月)
フジテレビ 1,373名(2015年3月)
テレビ東京 728名 (2015年4月)
※各社ホームページより
※※全て連結ではなく単独
圧倒的に多いですね。全ての都道府県に支局を持つには、まさに桁違いの人員が必要なのでしょう。ちなみに民放各局も連結分の会社まで入れれば、3千人から6千人くらいなるところもありますが、同一組織で動くNHKほどの連携・伝達の体制を敷くのは難しいと思われます。
ではまた。
余談 ウィキペディア情報になりますが、我らがテレビ埼玉は73名(2014年4月)だそうです。